友人や知人にネットワークビジネスに勧誘された際、商品に魅力を感じなかったり、報酬プランに納得がいかなかったりと様々な理由で断りたいときがあると思います。
ネットワークビジネスに勧誘をしてきたのが親しい友達だったりすると、これからの関係を考えて曖昧な断り方をしてしまいがちですが、明確に断らないとかえって関係を悪くしてしまう可能性が高いです。
「今は忙しいから参加できない」「ネットワークビジネスのシステムがよくわからないので参加しない」といった断り方をした場合、参加しない意思を表明するというよりも、参加できない理由を表明するという形になってしまいます。
勧誘してきた人は、ネットワークビジネスに参加できない理由がなくなれば断る理由も解消され、参加してもらえると考えてしまい、参加できない理由の解消に力を注ぐことになるでしょう。
「今は忙しいから参加できない」という断り方であれば、忙しくなくなる時期がいつなのかを聞いて、その時期に再度ネットワークビジネスへの勧誘をしようと考えます。
「ネットワークビジネスのシステムがよくわからないので参加しない」という断り方であれば、システムを詳細に説明して理解してもらうことで参加してもらおうと考えることでしょう。
しかし、あなたには元々ネットワークビジネスの勧誘を断るつもりだが親しい友人なのではっきりと断って関係を気まずいものにしたくないという理由から言い訳をしたに過ぎないので、そのような方策をとったところで参加はしないわけです。
勧誘している側からしてみれば、参加できない理由を解消しているのになぜ参加してくれないだろうという思いが募りますし、勧誘されているあなたからすれば、何度断っても勧誘してくるしつこい人という印象を持ってしまいます。
ネットワークビジネスに勧誘してきた友人や知人と良い関係を続けていくためには、むしろ「参加するつもりがない」とはっきり断った方が良いでしょう。
親しい間柄だからこそ遠慮してしまいがちですが、早い段階でお互いの意思がはっきりと伝わったほうが、関係の悪化につながることも無いと思います。
むしろ変に遠慮をしてじゃあ付き合いで少しだけなんて気持ちになったために、知らず知らずのうちにネットワークビジネスの被害者になり、友達の関係も最悪の結果になんてことになりかねません。
親しい友達にネットワークビジネスに勧誘された、でも参加の意思も製品の購入意思も無いという時は、はっきりと断るとことが一番上手なネットワークビジネスの断り方だと言えるでしょう。