中国人の爆買い、もうすっかり有名になりましたね。
中国の富裕層が、船やバスツアーでやってきて、電気製品や薬、お菓子など、あらゆるアイテムの製品をまとめ買い、日本の市場も馬鹿にできない存在となっています。
経済効果という数字で表すとさらにわかりやすいと思いますが
中国の正月である2月期1か月間に訪日した中国人数27万
2048人に一人あたりの平均消費額26万490円をかけ
合わせると
およそ709億円が中国人により、日本国内で消費された
計算になる。
また百貨店やホテル、交通機関などに勤務する人たちの雇用や
所得改善による、二次的経済効果を加味して試算をすると
経済効果は実に1000億を超えてきます。
さてこんな爆買い意欲の高い中国人を相手に、ネットビジネスを
仕掛けて儲けている人たちがいます。
どういう手法を利用して儲けているのかを知る前に、どうして
中国人富裕層が日本で爆買いをするのか、その背景を知っておくと
ビジネスがやりやすくなります。
中国人富裕層が、日本で爆買いする理由
中国人富裕層が日本で爆買いする理由はいくつかあります。
日銀の量的緩和政策による円安の進行
まずは為替レートです、日本は日銀の量的金融緩和で、各国の通過に対して、急激な円安になってきています。
中国人民元に対しても円安が進行し、日本製品に割安感が出たため
まとめ買いする中国人が増えたと考えられます。
2015年からの中国人に対するビザ発給要件の緩和
日本側の身元保証人の書類の提出省略に始まり、いくつかの要件が
緩和されたことにより、日本渡航ビザの取得が容易になり、中国人
旅行者の数が増えた。
外国人旅行者に対する消費税免税の優遇拡大
平成26年10月1日から、従来免税販売の対象となっていなかった消耗品(食品類、飲料類、薬品類、化粧品類その他の消耗品)を含めたすべての品目が新たに免税対象となります。
消耗品が対象となることで、各地の特産のお菓子や地酒などの地場産品を外国人
旅行者に買ってもらうチャンスであることから、消費税免税制度を活用した外国人旅行者の誘客を進めています。
観光庁ホームページより引用
中国の倹約令も原因の一つ
汚職撲滅を急ピッチで進める、習近平政権による、倹約令があり
中国国内では、浪費による贅沢に対する取り締まりを強化しており
お金を持っていても、贅沢はできないという事情がある。
そのため、海外では周りの目を気にせず、ぜいたく品でも購入
出来るもの、中国人の爆買いに一役買っているようだ。
中国人富裕層の間で、海外旅行がブームに
中国国内の事情や為替レートなどが手伝ってなのか、中国人富裕層
の間では、海外旅行が空前のブームになっているらしい。
そうした事情も、日本への渡航者増加に多きく影響している
ようです。
中国人爆買い層をターゲットとしたネットビジネスが増加!
中国人の日本に対する経済効果、そして、その理由や彼らの
パワーはお分かりいただけたと思います。
このように大きな市場を狙って、新たなビジネスを考える人が
出てくるというのが世の習いで、中国爆買い層をターゲットにした
ネットビジネスも増加中のようです。
買い物代行サービスで一儲け
中国人の爆買い意欲はまだまだとどまるところを知らず、多少の手数料や輸送費がかかっても、日本製品には割安感と魅力があるようです。
そこに目を付けた人が、ネットを利用して、買い物代行サービスをして手数料を稼いでいるようです。
ネットで注文を受け、希望の商品をお客様の代わりに購入
指定の住所に発送して、手数料をいただくというビジネスです。
大した金額にならないのかと思いきや、このビジネスだけで
月間100万以上の売り上げをあげている人もいるという事で
中国人の購買意欲はかなり高いようですね。
大手ドラッグストアもネット通販に進出
こうした現象を利用して利益を出そうと思っているのはどうやら
個人事業家ばかりではなく、大手企業も乗りだし始めました。
大手ドラッグストアが中国向けにネット通販を開始、売り上げを
順調に伸ばしているという事です。
まだまだ可能性を秘める爆買い層向けネットビジネス
爆買い層の購買意欲はまだまだ収まりそうもありません。
また円安もまだ続きそうですから、爆買い層向けのネットビジネスも
まだまだチャンスがありそうです。
何か新たな手法で仕掛ける人も出てくるかも知れませんが、この
ブーム、どこまで続くかはわかりませんので、短期で稼ぐという
意味では個人が参入する隙間はまだまだあるでしょう。